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うつ病は薬で治る|明るい自分を取り戻そう

うつの治療と工夫

2人の看護師

うつの治療

うつ病とは、「こころの風邪」です。日頃、仕事に真面目で、人付き合いも良好で、気が小さい人になりやすい病気と言われています。仕事などの環境面、人間関係、経済面、家族関係などの、複合した要因が影響して引き起こされる精神的な病気です。症状は、やる気が起こらないこと、ネガティブな発想になってしまうこと、考えがまとまらず単純なミスを起こしてしまうことなどが挙げられます。ひどくなると、自殺念慮や自傷他害の恐れが出ることもあり、十分に気をつけなければなりません。うつ病の治療は、精神科・心療内科による薬物療法が基本です。それが奏功すると3か月から年単位で回復する病気です。重要なのは、薬物療法の効果は、4週間程度しなければあらわれてきません。そのため、治療を始めたばかりで、効果が出ないからと言って中断しないよう、注意する必要があります。そして、薬物療法の効果があらわれる前に、眠気やだるさ、消化器症状といった副作用が出ることもありますので、かかりつけ医と十分に相談する必要があります。

その工夫と生活の見直し

うつ病の薬物療法は、抗うつ薬の処方から始まります。まず、うつ症状の緩和を図ることが重要だからです。そして、抗うつ剤、抗不安薬、睡眠薬の3種類の薬をコントロールしながら、回復へ向けていきます。その他、治療の基本は、薬物療法、精神療法、休息の3つです。薬物療法だけでは、治療に限界があります。それと同時に、考え方や環境の設定、周囲の協力が非常に重要です。具体的には仕事など、ストレッサーとなっているものから離れます。仕事から、一旦休職して体と心を休める必要があります。しかし、うつ病に罹患していると、「自分が迷惑をかけている。辞めなければいけない」と極端な発想に至ることがあります。周囲がしっかり声掛けをして、「休養を取っていいんだ。焦らなくて良い」ということを繰り返し説明することが重要です。よく、うつ病の患者に「がんばれと言わない」と言われます。これは、患者に「がんばらない」「気負わない」ことを理解してもらうためです。プレッシャーをかけずに、安心して病気と向き合う環境を作ることが必要です。